アンリU世の愛妾だったディアーヌは、シュノンソー城を与えられ王の寵愛を一身に受けていました。
正妻のカトリーヌは、政略結婚で嫁いだ為、不幸な結婚生活を強いられていました。
アンリU世の没後、カトリーヌは、愛妾を追い出してシュノンソー城を強引に奪って愛妾をショーモン城に追い出しました。
そんな経緯を経て、シュノンソー城は、代々女性城主に守られてきた”貴婦人の城”と呼ばれてきました。
広大な庭園にロワール川の中に気品を漂わせてたたずむ白い城館です。
古城エリアは、ロワール川のオルレアンからアンジェの160kmの地域に100近くある古城が世界遺産に指定されています。
シュノンソー城では、局部的なアップの写真しか撮影できませんでした。
なぜならば工事用の足場が正面入口を覆う様に組まれているからです。
このページだけは、イメージ画像としてカーソルを合わせた時の画像をWebサイトから借用した画像を使わせて戴きます。
Webサイトを見ていると今年の初めからずっとシートに覆われているみたいです。
でも、土曜日だからなのか工事をしている人の姿は、ありませんでした。
工事作業者が居る時で無かったのを良しとして我慢することにします。
シュノンソー城の入口の両側には、ガーデンが広がっています。
向かって右が正妻の庭、左の広い方の庭は、愛妾の庭になっています。
丁度良い感じで近くから飛び立った気球が姿を現しました。
青く澄み渡った空に真っ赤な気球が良く映えています。
工事をしていなかったら良い写真が撮れたのに、とても残念でした。
シュノンソー城の入口まで続く道は、森林公園の様に木々に覆われていて並木道がとても綺麗です。
木々の下には、自然に生えているのかガーデンシクラメンが所々に咲いていました。
フランスの秋もなかなか風情があっていいもんですね。
ここでのお楽しみは、この地方で生産されているワインの試飲ができる事です。
踏み切りを超えて小さなワインショップに入り込むと日本人のスタッフにより説明が始まります。
シャンパンワインからスパークリングワインなどいろいろなワインを説明を聞きながら試飲していきます。
いろいろ感想を述べては、次々にワインのボトルを選びながら試飲を続けます。
気が付くと他の人達は、バスへの帰路に着いて、残りは数名となっていました。
慌てて宅配書類に書き込んでバスに向かいます。
ワインは、指定した帰国後の土曜日に届きました。
もったいなくて、まだ封は空けられないで床下収納に閉まってあります。
いつか何かの記念日にでも空ける日が待ち遠しいです。
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