ミラノから2時間程でヴェローナに着くとシェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の ジュリエッタの家のある地区まで歩いて移動します。 途中、アディジェ川沿いの教会や旧家の町並みにシャッターの音が響きわたります。 狭い路地を進むと中世の時代に迷い込んだ雰囲気に陥りイヤホンガイドが無いと迷子になりそうです。
ジュリエッタの家では有名なバルコニーに登ることもでき妄想に洗脳された女性が次々とバルコニーに出現します。 家の前にはジュリエッタのブロンズ像があり次から次へと記念写真を撮っていく人だかりで像の周りは近づくのも容易ではありません。 ブロンズ像の右胸に触ると、幸せな結婚が出来るといわれているからです。 ガイドさんのイヤホンガイドに引かれる様にその場を後にすると露店が並ぶ広場に導かれます。 露店の土産物は、おしゃれな装飾品からファーストフード店などが華やかにパラソルを広げています。 地面に貼られた石盤にはアンモナイトが、周囲の建物には中世に書かれたフラスコ画が刻まれています。
アレーナのあるプレ広場
ツアーは、時間と共に進行ていきます。ガイドさんに導かれるままヴェローナのアレーナに到着しました。 途中の広場にも居ましたが、パフォーマーというか技量に疑問が残る”じっとしていられない銅像”が写真に写り込んでしまいます。邪魔! アレーナは、ローマのコロッセオなどに次ぐ世界3番目の円形闘技場で今年も、6月~9月にかけて100周年イベントが開催される様です。 ペレ広場のカフェには優雅に寛ぐイタリアーノが、かたや広場には時間に追われる観光客が写真撮影に奔走しています。
ミラノからの中間地点のヴェローナを後にして1時間半、ベネチアの対岸メストレのホテルに到着です。 ホテルのグレードは、ミラノと同じBグレードですが、部屋の構成も見劣りした感じです。 今夜のディナーは、イカ墨のパスタからスタートです。テーブルのあちこちでは、お決まりのお歯黒写真の撮影会が催されています。 しかし、何故パスタから始まるのか?スープとサラダから始まるパターンはイタリアには無いのでしょうか。
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