ミラノでは、早朝から雨模様の天候で残念な初日となってしまいました。 本日最初の観光ポイントは、世界的な人気で個人旅行では、観覧予約の確保が難しいという”最後の晩餐”からスタートです。 この時期の予約は、1年前からまとめて予約しているそうで私たちのツアーは8:30からの予約です。
眼前には20数年の歳月を費やし、1999年に修復を終えたレオナルド・ダ・ヴィンチの壁画があります。 壁画の詳細は、イヤホン受信機を使って現地ガイドが歴史辞典を読むように説明してくれます。 世界遺産ということでセキュリティの関係上写真撮影ができないので出口の土産品店に陳列してある商品を 撮影し記念写真としてその場を後にします。 ミラノの市内観光は、次のスフェルツェスコ城に移動します。14世紀にミラノを支配していたヴィスコンティ家の居城を 15世紀にミラノ公 フランチェスコ・スフォルツァが改築した城で現在は市立美術館として公開されています。 今回は、中世の建築様式を鑑賞しながら中庭を通過していきます。 バスから観光スポットまでの道程には、路面電車や戦後復興した町並みが映画セットの様に建ち並んでいます。 行き交う路面電車は、原寸大の鉄道ジオラマみたいで絶好の撮影スポットがそこらじゅうにあります。
バスから降りて路地を曲がると世界的で有名なスカラ座があります。一行はスカラ座の前に広がるスカラ広場の横を 通り抜けイタリア王国の初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアに入ります。 ガッレリアは高級ブティックやオートクチュール店にブランド店舗が並ぶショッピングモールでドゥオモとスカラ座という、 ミラノにおける2つの著名な観光地へと繋がっています。 東京ディズニーランドのワールドバザールはこのガッレリアをモデルに作られているそうです。
ガッレリアの中央には、青いタイルで囲まれた牡牛のモザイクがあり、その股間部分に踵を合わせて一回転すると 幸せが訪れるとか旅行者は再びミラノに戻れるという言い伝えもあり、ガイドさんからの説明が終わると真っ先に実践させて戴きました。
1時間の自由時間が終わると集合場所のスカラ座を目指します。 スカラ座の前は、レオナルド・ダ・ビンチ像の立つスカラ広場があり添乗員の中川さんとツアーメンバーの方々が 記念撮影を撮りあっていました。
バスに戻り最初のイタリア料理のレストラン(イル・コラッロ)に向かいます。 陽気なバーテンダーが飲み物の説明をして注文を聞きに周ります。 私たちは、ビアンコ(白ワイン)とオレンジ生ジュースを注文して料理が運ばれるのを待ちます。 各テーブルには卵のリゾットが運ばれてきます。希望としては、サラダから始めたいのですが、 リゾットを完食しないと次のミラノ風カツレツは出てきません。 カツレツは、豚肉の薄切りを油で揚げた柔らかい食感が印象的です。 最後に出されたデザートは、パンケーキで終了ですが、少食の私でも満腹感を感じられなかったのに このボリュームで皆が満足できるかは謎です・・・
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