まずは、定番のバイキング形式の朝食から一日の始まりです。 フィレンツェに宿泊して本日最初の目的地は、ピサの斜塔です。 イタリア3日目の朝は、バスに乗ってフィレンツェから西に向かって移動します。 道中は、バスのワイパーがゆっくりと動く小雨交じりの天候です。 バスを降りると雨は上がっていましたが、ジプシーという物売りの黒人が脇道の影から湧き出てきます。 ジプシーとは、イタリアの観光地で傘やサングラスを売りつけるジプシー民族(移動型民族)の人たちです。 バス駐車場からジプシーの差し出す傘を無視しながら、レオナルドストリートを歩いて斜塔のあるドゥオモ広場に向かいます。
ドゥオモ大聖堂の閲覧時間まで音響効果が良いという洗礼堂に入ります。 中央の洗礼槽に立って、響きのある声で音響効果を実演するスタッフが美声を響かせます。
洗礼堂を出るとドゥオモ大聖堂の前でガイドさんが順番待ちの列に並んでいます。 3枚の大扉の入り口には、の聖母マリアの生涯が刻まれています。 その大聖堂の裏側に建つ鐘楼が、建立に200年掛かったという有名なピサの斜塔です。 製作途中に傾いてきたという事で途中から角度が変わっていてバナナの様に曲がっています。 周囲の芝生の上には、お約束の塔を支えるパフォーマンスをする観光客で沸きかえっています。 私たちも旅の思い出に、斜塔パフォーマンスに便乗させて戴きました。 混雑を防止する為に団体さんは時間指定で塔に入場します。 傾いた塔の内部は、螺旋階段も傾いているので非常に登りにくい角度になっています。 鐘楼ですので塔の屋上は、7つの鐘が並んでいますが、現在は傾き防止の為スピーカー音を流しているそうです。 塔からは、ピサの街が遠くまで見渡せます。 持参した延長ハンド棒で金網の隙間から塔の真下も撮影してみました。大勢の観光客が蟻のようです。
ピサの観光時間も終了となり広場の入り口に集合です。 さすがに観光客の数も入場した時間と比べると写真撮影もできない程に増えています。 早朝から観光できて良かったと思える程です。 一行は、もと来た道を1時間掛けてフィレンツェへと戻ります。再び小雨がバラつき視界が妨げられています。