ウエストイエローストーンを10km程を西に移動するとアイダホ州に入ります。 アイダホ州は、合衆国内のジャガイモの13%近くを生産する重要な農業州だそうです。 イエローストーンとグランドティートンの西側へ迂回しながら南下しているので、東の方角にティートン山脈が連なっているのが見えます。 アイダホ州の都市アイダホホールズまでの約100km程移動するとトイレ休憩を兼ねてショッピングです。 こちらのウォルマートは、スーパーマーケットとホームセンターに喫茶店に薬局、スポーツショップ等周辺地域の生活必需品を全てまかなっているようです。 ツアー同行者がSUBWAYで購入したアイダホ産ポテトチップスに感化されて、ちょっと高かったけど限定品のポテトチップスを買っちゃいました。 あと処分価格品の缶ジュースを真似たウォータージョグを70%OFF(日本円で240円程)で売っていたので見た目の愛らしさで購入してしました。 中身が空洞のまま持ち帰るのもと思いアイダホ産の限定品ポテトチップスを中に収納したことで破損防止に大いに貢献してくれました。アリガト〜
ユタ州−ブリガムシティー
再びバスに乗車して、ここから50km先のポカテッロという都市まで1時間ほど移動すると中華バイキング方式のお店バンブーガーデンで昼食です。 ガイドさんの説明によるとレストランなのにアルコール類は置いてありません。 店のオーナーは、モルモン教徒でアルコールを飲まない教えに従っているそうで、それでも店として営業できているのはここら辺の住人の殆どが モルモン教徒らしくアイダホ州だけでも25%を占めているそうです。 しかも、モルモン教徒は、一夫多妻制で旅行中も女性ばかりの集団に一人の男性がいる光景を多く目撃していました。 キリスト教のカトリック・プロテスタント・正教会からは異端の扱いになっているそうですが、宗教別平均所得ではトップということです。 ソルトレイクシティーまでは、まだ200km程あります。バス内のモニターでは、西部劇のビデオが流れています。 題名は、ヤング・パイオニアということですが、インディアンとの共存をテーマにした昔よくテレビで見たパターンのストーリーです。 車窓では、延々と続く畑と牧草地に並走して走る貨物列車等のいつ見ても変わり映えのしない景色の連続です。 バスは、最後の休憩地のソルトレイクの外れの町ブレガムシティのドライブインに立ち寄ると数分の休憩後ゴールを目指します。 ドライバーのペギーさんは、スクールバスの運転手から現在のツアーバスの運転手に転向したそうです。 体重を支えるのに苦労している様で障害者のカードをフル活用して公園内駐車場でも優先スペースに停車してベスト昇降位置で待機してくれました。 少々反則ぎみですが、ありがとうございました。
ユタ州−ソルトレイクシティー
ソルトレイクシティーの街に入るとビルの間にイエス・キリスト教会やワシントンスクエアなどのカトリック様式の建物が目立ちます。 異文化が共存しているような風景です。ちなみにソルトレイクシティーでのモルモン教徒の割合は58%を占めているそうです。 街中をバスで巡りユタ州議事堂を一周してサウスステートストリートを南下します。街中には路面電車が頻繁に行き交います。 ソルトレイクシティーは海から遠いにも関わらず、グレートソルトレイク(湖)があるせいか、実際に州内にはカモメが多く棲んでいるそうです。 開拓時代にイナゴによる作物被害を、カモメの大群が救ったという故事に由来するカモメのアーチも観光スポットになっています。 市内車窓観光を終えるとツアー最後の宿泊となるシェラトン−ソルトレイクシティーホテルに到着です。
部屋を割り当てられるとベットで休息したいところですが、ディナーの時間までは、あと1時間程あります。 次に来る事が無いかもしれませんので少しの時間でソルトレイクシティーを実感したいと思います。 ホテルから2.5km北北東に向かってサウスメインストリートを北上します。(カモメのアーチの一本西の通りです。) このストリートには路面電車が往来しています。時間が無いので小走りで移動しますが、あまり汗は出ません。 気温は28℃ぐらいですが、砂漠地帯なので乾燥しているからでしょうか。 25分程でソルトレイクシティーの街中を流れるシティークリークの流れるシティークリークセンターを撮影しながら散策します。 道路を挟んで2ブロック丸々利用したこのモールは2012年にオープンしたばかりで見ての通り市民の憩いの場となっている様です。
シティークリークセンターからヒルトンホテルに戻ると5分程余裕があったのでホテルのギフトショップで土産を物色します。 お食事は、ロビー扉の奥にあります。個室の入り口では接客担当のスタッフが食事の進行状況を見ながら臨機応変に対応してくれています。 ロングキャップを被ったシェフも料理を配膳してVIP対応をして戴いている様ですが、一般ピーポーの私から見れば違和感があります。 別の見方をすれば看守に見張られている囚人が他の宿泊客と接触しないように隔離されている状況に感じるのは考えすぎでしょうか。 最終日ともなるとツアー同行者どうしもかなり打ち解けて過去の渡航履歴などの旅行談義も弾みます。 今回の旅行は、強運のツアーメンバーのお陰で好天に恵まれよい写真も撮れました。 大自然の偉大さと、野生動物たちの自然の摂理について身をもって体験でき夏休みを満喫できた旅行となりました。 食事も終わり部屋で荷物をまとめていると日本から同行したツアーガイドの浜本さんからルームコールの電話が鳴りました。 ”催行条件に行き帰りのサンフランシスコ⇒成田便ではエコノミーの並び席が確約されているが、残念ながらエコノミー席で並び席をお取りすることができません。” との非常に申し訳なそうな口ぶりのお話がありました。 もしかして・・・
過去にも同じようなことを成田の出発ラウンジで聞いた記憶があるぞ
![]()
浜本さんの話は続きJTBの旅行条件を勿体つけて話して戴きましたが、受話器を持つ手にほくそ笑んでくるのがお解かりでしょうか。 ”代わりにプレミアムエコノミーの席を確保できたのでそちらの席でもよろしいでしようか”とのことでした。
![]()
旅行出発前に上級エコノミーへの選択もできましたが、往復追加料金12万円掛けてワンランク上に踏み込むことはできませんでした。 ましてや倍額まで跳ね上がるCクラス席など、航空会社の手違いでもなければ招待されることはありません。 バスルームから出てきた妻に話の流れからの説明をするとご満悦の笑み
を浮かべていました。 乗り込んだ便
は、ホームステイを終えた子供達がエコノミーで騒々しかった様で浜本さんもうんざり顔でした。 催行条件とはいえ浜本さんの采配に感謝します。プレミアムエコノミーにして戴きありがとうございました。 今回も楽しい旅行をすることができ編集していても早く先の記事に進みたくてうずうずしながら作成しましたが、 壁紙やアニメアイコンを作成する方に手間取って完成にたどり着くのが遅くなりました。 さて、次はどんな冒険が待ち受けているのでしょうか。 まずは、渡航先の下調べから始めます。 つづく
■イエローストーンのページに戻る■
■旅行選択のページに戻る■